パラリンピック採火、新垣家登り窯や普天間宮で 沖縄16市町8月12日から


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国立競技場

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、パラリンピックの聖火リレーの採火を、五輪閉幕後に全国47都道府県の880超の市町村で実施すると発表した。

 沖縄では8月12~14日に16市町で行われ、各地でおこした火を集約して東京の会場に送られる。会場では20日に全国から集めた火を一つにする「集火式」が開かれる。

 沖縄での採火場所は、那覇市の新垣家住宅登り窯、宜野湾市の普天間宮、石垣市の市中央運動公園陸上競技場、浦添市役所中庭、名護市嘉陽の聖火宿泊碑聖火台、糸満市の平和祈念公園、沖縄市体育館、豊見城市の豊見城総合運動公園陸上競技場、うるま市の勝連城跡、宮古島市の漲水御嶽、金武町の全ての地域(5区)、嘉手納町スポーツドーム、北谷町の障害福祉サービス事業所「ニライの里」、与那原町内の瓦工場、久米島町のソナミの烽火台、八重瀬町の港川遺跡公園。

 登り窯の中にまきを組んで火をたいたり、御嶽で祈願して線香から火を採取したりするなど、各地で趣向を凝らした方法が計画されている。

 聖火リレーは同月17~24日に競技会場がある静岡、千葉、埼玉の3県、東京都の順に行われ、24日にパラの開会式を迎える。