「えがおがすてきなきみ」へ、薦めた一冊 沖縄の小学生が作文コンクールで入賞


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「お気に入りの一冊をあなたへ作文コンクール」で入賞し、笑顔を見せる沖縄アミークス小学校2年の城間あいりさん=3月日、那覇市泉崎の琉球新報社

 「お気に入りの一冊をあなたへ作文コンクール」(博報堂教育財団主催)の入賞者が3月26日発表され、沖縄アミークス小学校3年(受賞時2年)の城間あいりさん(8)が県内で唯一入賞した。同コンクールには2万9182作品、472団体の応募があり、個人賞に102人、団体賞に51団体が選ばれた。

 同コンクールは、好きな本を作文で誰かに薦めることがテーマ。城間さんが薦めたのは、喜怒哀楽の感情で、たてがみの色が変わるペガサスのガストンが主人公の絵本「おこりたくなったら やってみて!」(オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ文、垣内磯子訳、主婦の友社)。薦めた相手は「えがおがすてきなきみ」。

 城間さんの作文は、いつもいい気分でいたいけれど、感情は簡単にコントロールできないことを説明した。「『すごく、はらがたつ!』とき、“いかりの雲をおい出すいきのしかた”をおぼえて、ためしてみるといいね。おこりたい気ぶんがなくなって、スッキリするよ。きみもみんなも、ハッピーになれるね」とアドバイスし、本の魅力を伝えた。

 城間さんはジュンク堂書店が好きで、1日5時間いることもあるという。オリジナルの絵本を書くなど、本への愛情があふれている。