那覇市若狭―港町を結ぶ道路が本年度着工へ 「西海岸道路」に国交省が事業費12億6千万円


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 【東京】国土交通省は2021年度で、那覇市若狭と港町を結ぶ「臨港道路若狭港町線」の工事に着手し、事業費として12億6千万円を充てる方針を固めた。総事業費は731億円で26年度の完成を目指す。同道路は読谷村から糸満市までをつなぐ「西海岸道路」の一角をなし、これまで、設計や施工について検討していた。

 国直轄事業では、那覇市鏡水と豊見城市名嘉地を結ぶ「小禄道路」に107億4千万円、南風原バイパスに16億6千万円、与那原バイパスに12億8千万円を充てる。

 補助事業となる南風原知念線(南部東道路)は29億2千万円とした。

 港湾関連では石垣港がクルーズ旅客の利便性向上などを図る国交省の「国際クルーズ旅客受入機能高度化事業」の対象に選ばれる見通しとなり、屋根付き通路を整備する。国費負担額は1億1150万円。

 那覇港新港ふ頭地区に水深12メートルの岸壁などを整備する国際クルーズ拠点整備事業には46億円を充てる。