JICA新所長、沖縄県との連携で意見交換


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照屋義実副知事(左)と、県との連携や中南米諸国との交流などについて意見を交わした倉科和子JICA沖縄所長=30日、県庁

 JICA沖縄の倉科和子所長が3月30日、就任あいさつのため県庁に照屋義実副知事を訪ねた。県との連携や、青年海外協力隊、海外研修員などを通した人材交流について意見を交わした。

 倉科氏は2月1日付で、JICA本部国際協力人材部計画・調整担当次長から着任。JICAの拠点は国内15カ所ある中、「沖縄は、県や地元NPOとの距離の近さや関係の深さが特別だ」と説明。JICA沖縄では例年、4~500人の海外研修員を受け入れているが、本年度は新型コロナウイルスの影響でほとんど来沖できていないという。

 照屋副知事は現職教員の青年海外協力隊参加を高く評価し「世界のウチナーンチュ大会は次世代につなぐ構築事業で、JICA沖縄とのつながりが、より大事になる」と語った。