新生活を迎えるあの人、コロナ禍で会えないあの人へ ラジオがつなぐ「ゆいパック」


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「ゆい(結)パックプロジェクト」をPRする首里のすけさん(左手前)、しんさん(右)、Kジャージさん=3月17日、那覇市牧志のエフエム那覇

 【那覇】コミュニティーFM局のエフエム那覇(奈良蓮社長)と芸能プロダクションのオリジン・コーポレーション(首里のすけ代表)はこのほど、新生活を応援する共同企画「ゆい(結)パックプロジェクト」を立ち上げた。新生活を迎えるあの人、新型コロナウイルス感染拡大の影響で会えない家族や友人、恋人などに送りたいメッセージを募り、エフエム那覇の番組「オリジンアワー」で16日まで紹介する。メッセージを送られる相手に、番組から沖縄の商品を詰め合わせた「ゆいパック」を届ける。

 コロナ禍だからこそ人のつながりを深めようと企画した。プロジェクトには県内の複数企業が参加し、ゆいパックに詰める菓子などの商品を提供している。ゆいパックは30セット用意しており、番組で紹介したメッセージを手紙にして同封する。

 番組では東京の大学へ進学した娘へのエールや、県外に嫁いだ姉に向けた「ありがとう」のメッセージ、コロナの影響で面会できない入院中の祖母への「退院したら会いに行くね」というメッセージなどが紹介された。

 水曜日の番組を担当する首里のすけさん、しんさん、Kジャージさんは「沖縄全体で新生活を応援する企画だ。みんながハッピーになれればうれしい。笑いも入れながら番組を進めたい」と話した。

 メッセージの宛先はorigin@fmnaha.jp
 (中川廣江通信員)