闘病の楓空さん1年半ぶり登校「給食が食べたいな」 来月3度目の手術へ


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元気な様子で登校する金城楓空さん=7日(ふうあの会提供)

 【中城】小児がんでまれな「腹膜悪性中皮腫」で闘病中の金城楓空(ふうあ)さん(10)=中城村=が7日、小学校へ登校し、新5年生の始業式に参加した。病気が発覚し2019年8月ごろからほとんど登校できていなかった。病状を見ながら通学し、5月に3度目の手術に臨む。楓空さんを支援する「ふうあの会」が同日、フェイスブックで報告した。

 東京都の国立国際医療研究センターで手術や治療を受けていた楓空さんは、検査結果が良好で4日に帰沖した。通学を楽しみにしていた楓空さんは「久しぶりで緊張したけど、友達と一緒で大丈夫だった。皆びっくりしていたけど普通に接してくれてうれしかった」と振り返った。また「全然疲れなかったし、早く給食が食べたいな」とも話したという。

 5月は同センターで、左胸の腫瘍摘出手術などを予定している。ふうあの会は「学校生活で元気を取り戻し、次の試練もきっと乗り越えてくれると信じている」とコメントした。

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