「とっくりそっくり」蜂の巣びっくり 洗濯ひもにぶら下がり


この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
とっくりのような形状の巣に入る蜂=1日、名護市真喜屋

 【名護】名護市真喜屋に住む知念金徳さん(84)は3月30日、自宅でとっくりのような形の巣を発見した。知念さんは「形が本当に見事で、感動した」と話した。

 洗濯物を干している時に、洗濯ひもに巣がくっついているのを発見した。「赤土でできた壺が逆さになってぶら下がっていると思い、はじめは誰かのいたずらかと思った」と振り返る。

 スズメバチのような見た目の蜂1匹が中に入ったのを見て巣だと分かった。「こんなに見事な巣をつくるのか」としばらく見とれたという。蜂は1匹でこつこつと巣作りを続けており、現在は10センチほどの大きさになった。

 投網はクモの巣の形状からきているとの説もある。「人間は自然から生活の知恵をいただいている。壺の形もこの蜂の巣が元になっているのではないか」と想像を膨らませた。