Chara、木村カエラら6組の優しい歌声が会場包む 沖縄・恩納村で国際女性デー音楽祭


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 「国際女性デー音楽祭 HAPPY WOMAN MUSIC FESTA 2021」(HAPPY WOMAN実行委員会主催)が3月27日、恩納村ふれあい体験学習センターゆうなホールで開かれた。「MAKE HAPPY WAVES~音楽の力でハッピーウェーブを起こそう!~」をテーマに、6組の女性アーティストが国際女性デーを記念して、全41曲を華やかに披露した。

 県出身のダンスボーカルグループ「チューニングキャンディー」は、かわいらしさとクールさを兼ね備えた歌やダンスを、ポップス・デュオ「いーどぅし」は沖縄愛の詰まった楽曲で観客と距離を縮めながら会場をにぎやかにした。

 Anlyはループペダルを使用し音を重ねながら、迫力のあるライブパフォーマンスを披露。「女性のことを思う日だが、友達や家族、両親のこと、何かその人のことを思って考えるということから始まると思う」と話し「Venus」を力強く披露した。

 島袋寛子はアルバムの表題曲「私のオキナワ」や、「童神(わらびがみ)」(古謝美佐子)、「花」(喜納昌吉)など沖縄への思いを込めて歌った。「女性だけではないが、今まで女性が歴史の中で大変な思いをしてきたこともたくさんある。そのたびに立ち上がり、今私たちが普通にできていることは、どこかで誰かの勇気であったり、思いによって今がある」と語った。

 終盤に、木村カエラやCharaが出演。木村は「リルラリルハ」や「Butterfly」などの代表曲や、国際女性デーの象徴花である「ミモザ」をモチーフにしたラブソング「ミモザ」(Chara作曲、木村作詞)をしっとりと歌い、観客の手拍子とともに会場を盛り上げた。Charaは「私を離さないで」や「やさしい気持ち」、「Tiny Tiny Tiny」など独特の甘い歌声と優しいメロディーで会場を包んだ。
 (田中芳)

華やかな歌声で7曲を披露した島袋寛子=3月27日、恩納村ふれあい体験学習センターゆうなホール(HAPPY WOMAN実行委員会提供)
力強く歌うAnly=3月27日、恩納村ふれあい体験学習センターゆうなホール(HAPPY WOMAN実行委員会提供)