石垣市、コロナ独自支援金の申請開始 飲食以外の業種も


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
石垣市役所

 石垣市は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域の産業の回復を目指し、市独自の支援金の申請受け付けを始めた。6月30日まで。対象は県が1月8日に出した営業時間短縮要請や1月20日からの県独自の緊急事態宣言で、時短要請を受けた飲食店などと直接取引があり、前年同月比もしくは前々年同月比で、売り上げが5%以上減少した事業者など。基本的に1事業者に一律10万円を支給する。

 対象となるのは(1)営業時間が午前5時~午後8時で、売り上げが前年同月比もしくは前々年同月比で5%以上減少した飲食事業者(2)1月20日からの県独自の緊急事態宣言の影響で、売り上げが前年同月比もしくは前々年同月比で5%以上減少した事業者と、さらに(1)(2)の事業者と直接取引があり売り上げが前年同月比もしくは前々年同月比で5%以上減少した事業者。市の担当者によると、時短要請による県の協力金の支給対象とならなかった事業者もカバーすることが狙いという。

 また申請時点で、前年同月と比べられない新規の事業者は、2021年度の売り上げが20年度の平均より20%以上減少した場合、支援金の支給対象となる。
 基本的に支給額は一律だが、宿泊施設を経営する事業者には、1室1万円ずつ(上限50万円)、タクシー事業者には車両1台につき5万円、観光バス事業者には一律50万円を支給する。要件に該当すれば建設業や不動産業でも申請できる。
 支援金に関する問い合わせは、石垣市一時支援金センター(電話)070(4337)7093。