米軍、基地フェンス沿いで拳銃訓練 住民に不安 普天間飛行場


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住宅地から見える米軍普天間飛行場内で、銃の訓練をする米兵ら=9日午前9時ごろ、宜野湾市内(住民提供)

 【宜野湾】米軍普天間飛行場内で9日午前9時ごろ、米兵複数人が拳銃の訓練をしているのを地域住民が目撃した。目撃した宜野湾市民によると、住宅地から見えるフェンス内で、米兵が拳銃を手に引き金を引き「カチッ」という音も聞こえたという。市民は「怖い」と不安の声を上げた。

 教官とみられる米兵が号令を掛け、ほかの米兵が拳銃を両手で構えていた。銃口は基地内を向いていた。目撃した市民は取材に「空砲の様だったが、もし弾が入って住宅地に流れ弾があったら怖い」と話した。

 教官らしき米兵は手にエナジードリンクの様な物を持ったまま号令を掛けており「銃を扱うのに、緊張感がないのか」と疑問視した。9日以前の朝も同様の号令が聞こえたという。