遺骨残る土砂採取「政府に抗議メッセージを」 県内外の大学生3人が緊急呼び掛け


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
Zoom(ズーム)を使った会見で「緊急アクション」について説明する(右から)石川勇人さん、西尾慧吾さん、仲本和さん=13日

 沖縄戦の遺骨が残る本島南部での土砂採取計画の断念などを求め、県内外の20代の大学生3人が、日本政府へ抗議文を送るよう広く呼び掛ける「緊急アクション」を始めた。糸満市での開発を届け出た土砂採掘業者に対する県の対応について、玉城デニー知事の判断を後押しするメッセージの送付も併せて呼び掛けている。

 3人は米イエール大学の西尾慧吾さん(22)、沖縄国際大大学院の石川勇人さん(22)、同大の仲本和さん(21)。

 県は現在、糸満市米須での開発を届け出た土砂採掘業者に対して中止などの措置命令を出せるか検討している。3人はその期限の16日までに、政府には本島南部での土砂採取計画の中止を、玉城知事には採掘業者への対応を巡る「正しい決断」を後押しするメッセージをそれぞれ送るよう、広く市民に訴えている。

 西尾さんは「県と業者という沖縄内部の対立にすり替えられようとしているが、一番の当事者は国であり、犠牲者は戦没者とその遺族だ」と強調し、多くの賛同を求めた。

 詳細はhttps://peraichi.com/landing_pages/view/afv70