「リゾテック」国際IT見本市、11月に開催 ワーケーション体験のイベントも


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「リゾテックエキスポ2021」を11月18、19日に開催することを発表する実行委員会役員=21日、那覇市の県市町村自治会館

 「リゾテックオキナワ おきなわ国際IT見本市」実行委員会は21日、那覇市の県市町村自治会館で記者会見し、今年の国際IT見本市の開催概要を発表した。名称を「ResorTech EXPO(リゾテックエキスポ)2021 inOKINAWA」に改め、11月18、19の両日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催する。

 国内外の企業による商談会やブース展示のほか、最新テクノロジーを用いて企業や社会の課題を解決する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」のシンポジウム、セミナーなどを展開する。2日間で1万人の来場を目標とする。

 昨年に続き、リアルとオンライン展示会を組み合わせたハイブリッド開催とし、オンラインは11月の1カ月間にわたり開催する。

 海外からリアル会場への企業出展や集客はコロナ下のため難しいとみて、オンライン展示会への参加を呼び掛ける。シンガポールやマレーシア、タイなど東南アジアの企業にもアプローチしていく。

 新たな連携イベントとして「ワーケーションウイーク」を設け、沖縄で余暇を楽しみながら仕事をするワーケーション環境を来場者に体験してもらうほか、県内のIT拠点や企業のDX事例を見てもらうツアーなどを実施する。

 稲垣純一実行委員長(沖縄ITイノベーション戦略センター理事長)は「沖縄をリードするITと観光の重なりをより強いものにし、新たな社会のありようを提案する」と述べた。

 会見に先立って開いた実行委員会の総会で、新たな副委員長として下地芳郎沖縄観光コンベンションビューロー会長、甲斐田裕史沖縄セルラー電話執行役員、古宮浩行SCSK上席執行役員を選出した。

 イベントの具体的な内容や登壇者のほか、コロナ感染状況によるリアル会場での開催可否については、8月に予定する委員会までに判断していく。