宮古島コロナ、10万人当たり129人 大阪府を上回る最悪水準


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 宮古島市で22日に確認された新型コロナウイルスの感染者数は19人で、今月に入り最も多かった。直近1週間の市の10万人当たりの新規感染者数は129.98人で、都道府県別で1位の大阪府(89.73人)を超える水準にある。県内9市の中でも最も高い。変異株の拡大も懸念されている。

 コロナ患者を引き受ける県立宮古病院は1月の感染拡大時に確保病床が埋まり、一般外来が休止に追い込まれた。今回も既に診療を一部制限しており、22日時点の入院者数は15人。島内の民間病院でもコロナ患者5人が入院している。

 感染経路別では接待など飲食関係が目立ち、感染力が高いとされる変異株も3例見つかっている。

 県の糸数公医療技監は21日に、宮古島の感染状況について「変異株による接触で感染が広がっている可能性もあると思う」と説明していた。

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