石垣市内の飲食店を巡回 市職員らコロナ対策を確認


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 新型コロナウイルスの感染防止対策の周知徹底を目指し、沖縄県と石垣市は19日、市内の飲食店の見回りを始めた。同日石垣市役所内で出発式があり、曽根淳県八重山事務所長と市の天久朝仁市民保健部長のあいさつの後、県と市の職員による10グループが市内の繁華街などを巡回した。

 市内の飲食店に立ち入り、感染防止対策としてのアクリル板設置や店員のマスク着用、手指消毒液の設置や換気の状況などについて店から話を聞くなどして確認していた。

 巡回先の居酒屋では、店側から「1階を地元客用、2階を観光客用と分けて使っている」など独自の感染予防対策の説明を受ける場面もあり、職員らは感心した様子で店舗側の話に聞き入っていた。

 同行した曽根県八重山事務所長は「県内では感染拡大しているが、石垣ではある程度抑えられている。ただ飲食に伴う感染事例があったので、それをさらに減らしていきたい」と語った。また天久市民保健部長は「巡回した店舗では感染対策がなされていたので、全店舗で同じような予防対策ができればいい」などと話した。