比嘉大吾、初防衛戦へ仕上がり順調アピール「力出し切ればKOできる」


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防衛戦に向け、意気込みを語る比嘉大吾(Zoomより)

 世界ボクシング機構(WBO)アジアパシフィックバンタム級王者の比嘉大吾(25)=浦添市出身、宮古工高出、Ambition=は24日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで同王座初の防衛戦を行う。23日、前日計量を53・5キロで一発でパスし、試合を目前に順調な仕上がり具合をアピールした。

 同王座初の防衛戦の相手は日本スーパーバンタム級5位で3戦全勝(1KO)中の西田凌佑(六島)と12回戦。24日は午後2時半から4試合を予定。アンダーカードには契約56・5キロで大湾硫斗=美来工科高出、Ambition=も登場する。

 20日の沖縄入り後も順調なトレーニングをこなしているという比嘉は「コンディションも良い感じできている」と柔らかい表情。3年ぶりの地元での凱旋(がいせん)試合に「しっかりと今までやってきたことを出し切れば、自然とKOにつながる」と自信をみなぎらせた。西田と計量で顔合わせをした際には「高身長で体もがっちりと鍛えられた仕上がりだった」と印象を語った。

 「KO勝利」とたびたび口にし、勝ち方への思い入れもうかがわせた。「これまで攻めの姿勢を貫いてやってきた。相手の出方は分からないが、最終的には全力で倒し切れたらいい」と王者の貫禄を見せつける戦いを誓った。比嘉の戦績は19戦17勝(17KO)1敗1分。