無料英会話教室、ひとり親世帯の児童に 那覇のティスコが協賛募る


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「ひとり親子ども未来プロジェクト」をPRするティスコジャパンの二宮徹代表(右)と親善大使の中沢初絵さん(左)=23日、那覇市泉崎の琉球新報社

 アジア観光外国語学院(ATMA)を運営するティスコジャパン(那覇市、二宮徹代表)は、「ひとり親子ども未来プロジェクト」として、ひとり親世帯の小学5、6年生を対象に授業料無料の英会話教室を開催する。教育機会を提供し、子どもの貧困の解消を目標としている。生徒の募集とともに、趣旨に賛同する企業も募っている。

 プロジェクトは英検5級の取得を目指す。英会話や英語のスピーチ、筆記体の読み書き、国際マナーなども教える。

 教室は5月下旬から2022年3月末まで、月4回実施。那覇本校とライカム校で8クラス、計160人の受講を予定している。

 運営費は企業からの協賛金を充てる。クラスの名前に協賛企業名を冠するほか、二宮代表がパーソナリティーを務めるラジオ沖縄の番組で、企業の社会貢献活動などを紹介する。

 二宮代表は「英語教育によって、世界に通じる人材に育ってほしい」と話した。プロジェクトの親善大使を務める、タレントの中沢初絵さんは「プロジェクトの発信で、沖縄の未来を担う子どもたちをお手伝いしたい」と話した。

 問い合わせは那覇本校(電話)098(862)5558。