【うるま】任期満了に伴ううるま市長選が25日投開票され、無所属新人で前市議の中村正人氏(56)=自民、公明、会派おきなわ、無所属の会推薦=が、無所属新人で沖縄国際大名誉教授の照屋寛之氏(68)=共産、立民、社民、社大、新しい風・にぬふぁぶし推薦=を破り、初当選を確実にした。
中村氏は取材に対し「島袋俊夫市長からバトンを受け継ぐことができた。島袋市長の後継者として、市政を継承し発展させていく。市民協働のまちづくりを進めていく。現場主義で、市民の命と暮らしを守っていく」と抱負を述べた。
選挙戦は3期12年務めた島袋俊夫市長の市政継承か刷新かが最大の争点だった。有権者は継承を選んだ格好だ。新型コロナウイルス感染症対策や経済振興、雇用対策、教育・子育て支援なども争点となった。
中村氏は選挙戦で、新型コロナ対策について「PCR検査希望者への支援を行い、ワクチン接種体制を確立する」と述べた。経済振興策では「沖縄自動車道から海中道路まで地域高規格道路を整備する」と打ち出し、これらの政策が支持につながった。
投票率は55.49%で、前回2017年に比べて5.21ポイント下回り、2005年のうるま市誕生以来、過去最低となった。
【関連記事】