照屋さん「申し訳ない」 落選、支持者らに頭下げ うるま市長選


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敗戦の弁を述べ、支持者に頭を下げる照屋寛之さん=25日午後11時34分、うるま市みどり町の選挙事務所

 うるま市長選で中村正人さんの当選確実の知らせが選挙事務所内に届くと、椅子に座っていた照屋寛之さんは、腕組みをして険しい表情を浮かべた。陣営幹部と言葉を交わして椅子から立ち上がり、「皆の期待に応えられず申し訳ありませんでした」と支持者に頭を下げた。 

 37年間、行政学や政治学を研究してきた。周囲から出馬を打診され、地元うるま市の首長を目指したが一歩及ばなかった。
 
 選挙期間中はスニーカーを履き、強い日差しや風雨にも負けじと地域を駆け回った。疲労をにじませつつ、「残念だが結果は民意であり最大限尊重したい」と受け止めた。今後は「一市民として市政発展に関われれば」と語り、新市長に願いを託した。

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