与那原町議選、14人に当選証書 8年ぶり女性議員誕生


この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
町選挙管理委員会の又吉丈夫委員長(左)から当選証書を受け取る当選者=20日、与那原町コミュニティーセンター

 【与那原】18日に投開票された与那原町議会議員選挙で当選した候補者14人の当選証書付与式が20日、与那原町コミュニティーセンターで開かれ、町選挙管理委員会の又吉丈夫委員長が当選証書を手渡した。

 式では又吉委員長が「町民目線に立ってさまざまな課題に取り組んでほしい」とあいさつ。照屋勉与那原町長は「住みよい与那原町を一緒につくっていきましょう」と激励した。

 町議選で当選したのは現職10人と新人4人。そのうち立候補した女性2人も初当選した。女性の候補者が当選したのは2013年の町議選以来8年ぶり。複数当選は女性3人が当選した05年の町議選以来16年ぶりで、2人当選は初めて。

 新人で最多得票を獲得した諸見里史子さん(67)は「議員として町民の声をよく聞いて、与那原に住んで良かったと思えるような町にしたい」と意気込んだ。

 新人の相羽としえさん(55)は「選挙中、シングルマザーの方など、さまざまな町民の声を聞いた。町民一人一人の声を議会に届け、議論して形にしたい」と語った。

 本紙が選挙前に実施した候補者のアンケートによると、当選者のうち照屋町政に対して「与党的立場」と表明しているのは5人、「野党的立場」は0人、残りは「是々非々」など「その他」が9人だった。