首里城、防災センター機能を強化 沖縄県、再発防止へ三つの柱


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首里城=2020年10月30日午前、那覇市の首里城公園(小型無人機で撮影)

 県は23日、首里城火災を受けた再発防止策の基本的な方向性として、(1)防災センター機能の再編(2)防災・防火設備などの運用体制強化(3)管理運営に関する制度の活用方法の見直し―の三つの柱に取り組むと発表した。首里城公園の城郭内・外にある防災センター機能が一体的に対応できるよう、情報の共有や消防機関への迅速・正確な情報伝達ができる体制に見直し、センター機能の強化を図る。

 基本的な方向性は、首里城火災の原因と再発防止策を協議する県の第三者委員会「首里城火災に係る再発防止検討委員会」の提言を受けた取り組み。防災・防火については、既存の自衛消防隊の活動について初期消火のルールを作るなど、実効性ある体制を整える。