【東】東村高江に米軍のヘリコプター発着帯(ヘリパッド)が建設されたことで、米軍機の飛行による80デシベル(パチンコ店内に相当)以上の騒音測定回数が2020年度は14年度に比べ、約3・5倍に増加した。北部訓練場が過半返還されて4年半となるが、ヘリパッド建設で米軍機の騒音悪化が常態化している。
沖縄防衛局が東村高江区の車集落、牛道集落と宮城区で測定する騒音データを10日、公表した。高江を囲むヘリパッド6カ所のうち、2カ所が運用開始した14年度は80デシベル以上の騒音測定回数は105回だったが、20年度は368回だった。
午後7時から翌午前7時までの夜間騒音(60デシベル以上)は2600回で、14年度の年間473回より5・5倍に増えた。
3集落の80デシベル以上の騒音は、15年度は前年度に比べて238回と倍増。残る4カ所が運用開始した16年度は433回に急増し、17年度は507回、18年度は525回、19年度は573回と増加してきた。