【一問一答】玉城沖縄知事、変異株検査を週2回に増やし対策強化


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「まん延防止等重点措置」区域に新たに5町を追加指定することなどについて、記者の質問に答える玉城デニー知事=28日、県庁(代表撮影)

 新型コロナウイルス感染症対策について会見した玉城デニー知事と記者団のやりとりは次の通り。

Q:5町を新たにまん延防止等重点措置に指定した経緯は。

 「感染状況の推移を見る中、北谷町と南部4町でなかなか感染状況が減少傾向が見られなかった。専門家会議の中でも、特に南部地域など指定されていないところからの感染が拡大しているとの意見もあり、それらを踏まえて決定した」

Q:緊急事態宣言時の対処方針より若干厳しい印象を受けたが。

 「もし変異株がまん延すると、発生の加速度は想像を超える。感染が穏やかに下降気味である時期から、しっかり対策を取っていただくよう県民にお願いしなければならないという観点から、強めの要請をした。ゴールデンウイーク期間中に変異株も含めてしっかりと防止対策を取ることも、国と調整した」

Q:今後どのように変異株の流入対策を強化するか。

 「週1回だった検査数を2回に増やし、数を早めに割り出して検討する。検査数を増やしつつ、感染を拡大しない、まん延させないという取り組みも併せて強い喚起策を打ち出す」