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<シネマFOCUS>サンドラの小さな家 天は自ら助く者を助く

 小さい時はかわいいもので、清く正しく生きていれば神様がちゃんと見ていて勝手に幸せになれるものだと信じていた。だが長じて知ることになる。自分を幸せにするのは自分でしかないのだと。

 サンドラは幼い2人の娘を抱え、DV夫から逃れてホテルに仮住まい。子どもたちとの安定した生活を確保するには住宅問題は切実で、親権を得るにも必須条件だ。

 だが公営住宅の順番は果てしなく遠く、このままでは親権をDV夫に取られてしまう。考えた末にサンドラが選んだのは、自分で家を建てること。インターネットで、自分で家を建てる方法を手繰り寄せ、必死の形相で挑んでいたら一人二人と協力者が現れる。

 サンドラの打開の人生は、嘆いてばかりいる前にまず何ができるか知ることから始まる。つかみそうになっても幸運はそう簡単には手に入らないが、それでも「天は自ら助く者を助く」。サンドラが前を向いて進み続ける限り彼女の人生は輝く。監督はフィリダ・ロイド。
 (スターシアターズ・榮慶子)



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