那覇爬龍船(はりゅうせん)振興会の浦崎唯昭会長らが1日、那覇市内にあるハーリーゆかりの拝所を巡礼する「ハーリー御願(うがん)」をした。御願は例年、那覇ハーリー開催前にしているが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年のハーリーは2年連続で中止された。拝所で開催中止を報告するとともに、コロナ終息や人々の健康などを祈願した。
御願には浦崎会長や本バーリーで競う泊、那覇、久米の代表らが参加した。安里や崇元寺、泊、前島の拝所を巡り、最後は那覇市西にある三重城(みーぐすく)の拝所から豊見城を遥拝(ようはい)した。
同振興会の仲本興平監事は「多くの市民が楽しみにしていたと思うので、中止になり申し訳ない。新型コロナの終息を願い、来年や3年後の第50回大会の成功につなげていきたい」と話した。