自己ベスト届かず不満 津波、五輪内定へ来月挑戦


自己ベスト届かず不満 津波、五輪内定へ来月挑戦
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 陸上の東京五輪テスト大会は9日、国立競技場で行われ、男子走り幅跳びは橋岡優輝(富士通)が8メートル07で頂点に立ち、津波響樹(那覇西高―東洋大出、大塚製薬)は7メートル72で5位に終わった。

 1回目の跳躍から「自分の走りができなかった」という男子走り幅跳びの津波響樹。6回の試技で徐々に理想の助走に近づき、最終試技で7メートル72を跳んだが、結果は5位。自己ベストにも51センチ及ばず「全然満足できない。シンプルに悔しい」と振り返った。

 淡々とした性格だが、東京五輪と同じ会場で、この日は珍しく「緊張した」という。

 既に五輪の参加標準記録は突破しており、6月末の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。「1回目からしっかりとした助走をして、自信を持って日本選手権に挑みたい」と力を込めた。