沖縄産桑葉で機能性食品を開発 沖縄高専発のベンチャー企業、浦添シルバー栽培の茶葉活用


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シルクルネッサンスが開発した機能性表示食品の「こうせん桑茶難消化性デキストリンプラス」

 沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)発のベンチャー企業、シルクルネッサンス(うるま市、伊東昌章社長)はこのほど、浦添市シルバー人材センターが栽培・製造する桑葉を活用し、機能性表示食品の「こうせん桑茶 難消化性デキストリンプラス」を開発した。

 機能性関与成分の難消化性デキストリン(食物繊維)を使用しており、血糖値や中性脂肪の食後の上昇を抑制する効果が期待できるという。

 13日の発売を前に、同社は11日、那覇市の南西地域産業活性化センターで商品発表した。伊東社長は「生活習慣病予防の観点から、自社で健康食品事業を立ち上げた。県民健康増進プロジェクトの第1弾と位置付け、今後も機能性表示食品の開発に取り組んでいきたい」と述べた。

機能性表示食品の「こうせん桑茶難消化性デキストリンプラス」をPRするシルクルネッサンスの伊東昌章社長(中央)とうるま市役所経済部の當真はるな主事(右)、浦添市産業振興課農林水産係の久貝健吾さん=11日、那覇市の南西地域産業活性化センター

 パウダーを水やぬるま湯に溶かして摂取する。初年度に商品の定期購入者千人、売り上げ3千万円を目標としている。

 

 同商品は同社のオンラインショップ(https://shop.silk-r.jp/)で販売する。通常販売価格は1箱(31包入り)5800円で、定期販売は5220円。問い合わせはシルクルネッサンス(電話)098(987)8432。