1972年生の「復帰っ子」が「結515」結成 復帰50年に向け思いは命を、歴史を「つなぐ」


社会
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「結515」発足のあいさつをするお笑いコンビ「ガレッジセール」の川田広樹さん(前列左)とプランニング沖縄の比嘉盛也さん(同左から2人目)=15日、豊見城市の沖縄空手会館豊見城市の沖縄空手会館

 2022年の復帰50年に向けて、沖縄の歴史を学んで未来に生かし、貧困を無くすために活動する団体「結515」が結成された。1972年生まれの「復帰っ子」を中心に活動する。15日に発足式が開かれ、団体代表を務める、お笑いコンビ「ガレッジセール」の川田広樹さん(48)と、イベント企画などを行うプランニング沖縄代表の比嘉盛也さん(48)らがあいさつした。

 結515は復帰50年を節目として「沖縄の文化・歴史をつなぐ」と「命をつなぐ」をテーマに活動する。活動の柱として復帰っ子が沖縄戦体験者から証言を聞き、次世代に語り継ぐ過程を映画化する。沖縄出身者が多く住む横浜市鶴見区を舞台にした映画「だからよ~鶴見」を製作した、渡辺熱さん(58)が監督を務める。活動で得た収益は、県内の食に困る子どもたちの支援に充てる。

 比嘉さんは「沖縄の歴史を次世代につなげながら、困っている子どもたちも助けたい」と力を込めた。

 毎月15日にホームページ(https://yui515.com)で活動報告をする予定。