米軍、嘉手納の整備格納庫「予算確保に取り組む」 町議会が元駐機場の継続使用に抗議


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米軍嘉手納基地

 【嘉手納】米軍が嘉手納基地内にある元駐機場「パパループ」を継続して使用することを受け、嘉手納町議会の仲村渠兼栄議長らは19日、嘉手納基地の第18航空団を訪れ、パパループの使用を即時禁止するよう求める抗議決議を手渡した。

 嘉手納基地で行われている第353特殊作戦群駐機場エリアの拡張工事で、整備格納庫の工事が米軍の予算不足で遅れていることから、米軍は、パパループを延長して使用する方針だ。パパループは民間住宅地に近く、住民からは騒音や悪臭を訴える声がある。

 町議会基地対策特別委員会の當山均委員長によると、対応した第18航空団広報局長のクリスティー・ストラボロ中佐は「整備格納庫の建設に向けて、予算確保を米軍一体となって取り組む」と話したという。