新「平和大使」に認定状 中学生17人、社会人1人が平和の語り部に 沖縄市


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桑江朝千夫市長(後列右から3人目)から認定状をもらった本年度の平和大使ら=4月19日、沖縄市役所

 【沖縄】沖縄市は4月19日、2021年度「沖縄市平和大使」の認定式を市役所で開いた。同事業は沖縄戦の悲惨な体験や教訓を次の世代へ伝え、平和な社会を創造する人材の育成を目的に1991年からスタートした。これまでに514人が平和大使に認定されている。

 本年度は市内の各中学校から推薦された2年生17人と、社会人大使1人に、桑江朝千夫市長が認定状を渡した。桑江市長は「戦争は絶対にあってはならない。激しい地上戦が展開された沖縄の歴史や被爆地の惨状を学び、平和の語り部としての思いを積極的に発信してください」と述べた。

 平和大使は市に関する沖縄戦の歴史を学び、広島平和記念式典への参加を予定している。報告会で活動発表を行う。
 (喜納高宏通信員)