沖縄の新規感染198人 過去2番目の多さ 1人死亡、療養者は最多更新


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は20日、10歳未満から90歳以上の198人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。19日の203人に次いで2番目に多い。新たに那覇市の80代女性の死亡を確認し、累計死者数は147人となった。療養者数は1740人で、最多を更新した。
 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は63・61人で全国2位。医療提供体制は病床数が463床に増えたことなどから、占有率は前日の101・3%から減少したものの、98・5%で依然として満床に近い。県はコロナ患者向けに最大545床の病床を確保する考えだが、入院等調整中が492人いるため、コロナ病床は逼迫(ひっぱく)した状態が続く見込み。

 新規感染者のうち推定感染経路が判明したのは69人。内訳は家族内と施設内が各24人、職場10人、友人知人9人、飲食2人。残り129人は現時点で不明。

 行政検査496件から32人、保険診療で165人、検査事業で1人の陽性が判明した。

 在沖米軍関係は、嘉手納基地で3人、キャンプ・フォスターで1人、計4人の陽性を新たに確認した。累計感染者は1349人。