緊急事態宣言後初の月曜、出勤減らず 沖縄県は7割減を目標


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緊急事態宣言の発令後、モノレールを利用して通勤や通学する人たち=24日午前8時すぎ、那覇市の県庁前駅(喜瀨守昭撮影)

 県警交通規制課によると、通勤する車などで混み合う午前7時半から同9時までの間、国道58号の泊交差点で、南向けに最大1・4キロの渋滞が発生した。国道330号の与儀交差点でも、北向けに最大1・2キロの渋滞となった。いずれも那覇市中心部に向かう渋滞で、交通量は宣言前の先週と比べておおむね変わらなかった。

 午前8時半、パレットくもじ前でも、信号待ちをする人が多く見られた。通信業の40代男性は「日曜日に宣言が始まったので、社の体制がどう変わったかわからない。リモートワークなどが導入されると思う」と話した。公務員の30代男性も「今後リモートワークに移行する」と話した。

 全国展開する人材系企業に勤める30代女性は「1度目の宣言ではリモートワークをしていたが、以降は東京都の状況を見ながら勤務を続けている」と述べた。

 4度目となる緊急事態宣言が始まってから、初めての月曜日となった24日、沖縄都市モノレール県庁前駅やバス停があるパレットくもじ前の交差点付近では、普段と変わらず会社などへ通勤、通学する人の姿があった。県は企業に対して、在宅勤務(テレワーク)の活用で出勤者の7割減を目指すほか、午後8時以降の勤務を抑制することを求めている。