沖縄県医師会の安里哲好会長と宮里達也副会長は28日、県内の新型コロナウイルス感染者が26日に300人を超えたことを受けて、全県民に3密回避やワクチン接種を呼びかけるメッセージを県庁で発表した。安里会長は流行のピークが見えないとして「今の状況は、沖縄県民にしか変えられません」と、強く訴えた。
安里会長は、若者から高齢者に感染が広がれば、医療現場の病床確保がさらに難しくなり、救急搬送の遅延や自宅療養者が亡くなる恐れがあるとした。そのため、(1)若者に対して午後8時以降の外出を控える、(2)高齢者はワクチンを受けること、(3)県民全体でマスクや手洗いを徹底し、不要不急の外出を控えること-を呼びかけた。