米軍ヘリ不時着 同型機の飛行停止要請へ うるま市長「住民に不安と恐怖」


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畑に不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリ=3日午後2時15分、うるま市の津堅島(喜瀨守昭撮影)

 【中部】米軍普天間飛行場所属のUH1Y多用途ヘリ1機が2日深夜、うるま市津堅島の中央付近の畑に不時着したことを受け、松川正則宜野湾市長と中村正人うるま市長は、双方とも「遺憾だ」と述べた。

 中村市長は「津堅島の住民が不安と恐怖の中に置かれた」と問題視し、4日に沖縄防衛局に行き抗議する考えを示した。再発防止を求めた上で、不時着の原因が明らかになるまでは同型機を飛ばさないよう要請する予定だ。

 松川市長は「米軍にとっては予防着陸なのかもしれないが、市民、県民に与える不安は大きい」と指摘。「最近は大きなトラブルなくしっかりやっていると思っていたが、何が原因なのか。まずは情報をしっかり確認してから対応を考えたい」と説明した。