沖縄県内コロナ 新規247人 10代最多45人、感染高止まり


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は4日、新たに10歳未満から90代までの247人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。年代別では10代が45人と最多となった。中等症患者401人、自宅療養者は1291人と最多を更新した。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は125・10人で全国ワースト。次いで多い北海道の43・92人と差が大きく開いている。全国平均は16・25人まで下がり、沖縄は感染者が高止まりの状態が続いている。

 年代別では10歳未満21人、10代45人、20代39人、30代34人と若い世代で全体の半数以上を占めている。40代36人、50代27人、60代25人、70代10人、80代7人、90代3人と年代が上がると感染者数は少なくなっている。

 10代の新規感染者について、県の糸数公医療技監は「小学生や中学生、高校生など主に学生だ」と述べた。10代の感染者が他の年代に比べ、最も多くなるのは、これまでで初めてという。

 療養者数は2744人で前日より10人減少した。病床占有率は97・4%で依然として逼迫(ひっぱく)している。4日の新規感染者のうち、推定感染経路が確定したのは110人で、家族内72人、職場18人、友人・知人12人、施設内5人、飲食1人、その他2人。残り137人は調査中。

 各市別は多い順に那覇市54人、沖縄市41人、うるま市24人、浦添市21人、石垣市17人、宜野湾市15人、宮古島市9人。

 米軍関係は6人が感染した。内訳はキャンプ・フォスター3人、ハンセン2人、不明1人。