米軍普天間飛行場所属のUH1Y多用途ヘリ1機が沖縄県うるま市の津堅島に不時着した事故で、米軍は5日も現地で機体の修理を続けたが、作業はこの日で完了しない見通し。うるま市の中村正人市長は、現場の視察に訪れ「このような事故はもう繰り返してほしくない」と訴えた。
午前11時15分ごろ、米兵が機体のエンジンをかける様子が確認されたが、午前中はそれ以上の進展はなかった。正午前には別の米軍ヘリが現場に飛来した。作業で使用する物資を届けたとみられる。中村市長は「不時着の原因究明にはまだ時間がかかりそうとのことだ。1日でも早く撤去してもらいたい」と語った。その上で「原因究明がなされないまま同型機を飛ばすのは2次、3次被害につながりかねない」と懸念を示した。