経営するカフェ、のぼりが壊される 辺野古抗議の女性が被害


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壊された店頭ののぼり=4日午後、名護市辺野古(女性提供)

 【名護】沖縄県名護市辺野古でカフェを経営する女性が5月22日から6月4日にかけて、店の看板やのぼりが壊されるなどの被害を受けた。女性はこれまで辺野古新基地建設の抗議活動に参加。5月には集落内を走行する米軍車両の様子を撮影し批判の声を上げていた。女性は4日、名護署に被害届を提出した。

 女性によると、当初は集落入り口ののぼりや集落外に設置した看板が被害に遭っていたが、4日には店の前ののぼりが壊された。女性は「犯行が(身に)迫ってきている」と声を震わせる。5日朝は店の入り口横に空き缶が捨てられていた。警察が現場検証を実施し、巡回を強化しているという。

 女性は「基地に反対する声を封じ込めようとしているのか。犯行がエスカレートしないか心配だ。やめてほしい」と訴えた。

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