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ごみの排出量削減 皆ができる「3つのR」<けいざい風水>


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ

 私たちの生活から出る一般廃棄物について、沖縄県の1人1日当たりのごみ排出量はどのくらいかご存じでしょうか? 沖縄県発表の2017年度資料によると、県全体でごみの総排出量は年間465千トンとなっており、総人口(146万8千人)で割ると1日1人当たり868グラムと1キロ近い排出量となっています。

 国内で比較すると、1人1日当たり排出量は47都道府県中42位と少ない方の県となっています。しかし、ごみの排出に対するリサイクル率は全国39位と下位にあります。

 一般廃棄物の排出を削減するために私たち一人一人ができる活動は「3つのR」と言われ、(1)リデュース(Reduce)(2)リユース(Reuse)(3)リサイクル(Recycle)―を指しています。

 (1)のリデュースは廃棄物の発生を少なくする活動で、エコバッグやマイバッグの利用を推進しています。(2)のリユースは使用済み製品やその部品等を繰り返し使用する活動で、フリーマーケットやガレージセール等を開催し、不用品の再使用を推進しています。最後に(3)のリサイクルでは、廃棄物等を原材料やエネルギー源として有効活用する活動で、資源ごみの分別などが推進の具体例です。

 昨今では県内企業においても新学期用品・進学用品などを従業員間でリユースイベントを開催し、必要なものを必要としている人へ使っていただく資源の有効化を図る活動が見られます。県民一体でごみの排出量のさらなる削減とリサイクル率の増加に向けた、「3つのR」に取り組んではいかがでしょうか。
 (沖縄銀行石嶺支店支店長 玉那覇剛)