3温度で24時間稼働「沖縄浦添流通センター」始動 りゅうせき低温流通


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りゅうせき低温流通が稼働を始めた沖縄浦添流通センター(りゅうせき低温流通提供)

 りゅうせき低温流通(那覇市、平井教雄社長)は3日、浦添市小湾で整備を進めていた「沖縄浦添流通センター」の稼働を始めたと発表した。冷蔵・パーシャル(半冷凍)・冷凍の3温度帯で24時間稼働し、商品の特性にあった環境で在庫を保管できる。

 センターは敷地面積は8800平方メートル、施設は5階建てで延べ床面積は1万7040平方メートル。国道58号や臨海道路浦添など主要幹線に隣接し、本島全域で当日配送が可能になった。

 冷凍温度帯はマイナス20度、同28度、同50度に対応するなど、多様な商品管理に対応した物流機能の高度化を図った。

 2018年に食品卸国内大手の国分グループ(東京)とりゅうせき(浦添市)が資本提携を発表し、りゅうせき低温流通は同グループの出資を受け入れて連結子会社となった。流通センターは老朽化した既存設備を更新するため、国分グループのノウハウを生かして整備を進めてきた。

 りゅうせき低温流通は「国分グループ海外事業と連携を図りながら、日本各地のエリア商材をASEAN諸国に届けるハブセンターとして保税・動物検疫機能も対応していく」とコメントした。