広域接種の予約、沖縄で始まる コールセンターに電話相次ぐ


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新型コロナウイルスのワクチン広域接種の予約が始まり、受け付けの電話対応に追われるオペレーター=9日午前、那覇市久茂地

 65歳以上の高齢者を対象に沖縄県が設置する新型コロナウイルスの「広域ワクチン接種センター」の予約が9日、始まった。那覇市内に設置したコールセンターでは、午前10時の受け付け開始と同時に電話が次々と鳴り、20人余りのオペレーターが慌ただしく対応していた。中には老人ホームから40人の接種を希望する問い合わせもあった。

 予約には接種券番号や生年月日などの情報が必要で、コールセンターはスムーズに手続きが完了するよう、事前の準備を呼び掛けている。

 接種センターが置かれる沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)では15日から、県立武道館アリーナ棟(那覇市)では22日から接種を始める。居住市町村が指定する時間帯に接種が受けられない高齢者を念頭に、平日午後6~9時、土日午後3時~9時に運用する。接種人数はそれぞれの施設で平日最大500人、土日最大千人。

 当面は6月接種分の予約を受け付ける。 予約専用コールセンターの番号は098(943)2993( 平日午前10時~午後5時)。インターネットの予約サイトは https://okinawa-covid.jp/。県では、市町村で既に接種予約をしている人が「二重予約」をしないよう注意を呼び掛けている。