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釣りクラブ「ズミーズ」の山城拓也さんは2日、仲間と那覇一文字・北の新堤に夜中の午前3時に渡った。オキアミを餌にフカセ釣りをしていると、午前7時に竿(さお)をひったくるようなアタリがあり、魚が走った。
しばらくやり取りをして釣り上げたのは2.5キロほどのスマガツオ。しかし、その後は潮が流れず、濁りが入り、周りの知り合いの釣り人がフカセ仕掛けで2キロオーバーのオニヒラアジを釣り上げたり、ぶっ込み釣りで2キロ前後のアカジンを釣り上げたりしたのみで、魚のアタリはほとんど無くなってしまった。
午後には濁りはさらに強くなり、帰る予定の午後5時前になった。山城さんは最後に2匹目のカツオが釣れたらと期待して、オキアミを餌にフカセ仕掛けを遠く投げた。しばらく仕掛けを流したがアタリが無いので、底物でも狙おうと仕掛けを沈め底近くを狙った。しばらくして、強烈なアタリがあり、成すすべが無いままラインが20メートルほど引き出され、動かなくなった。
釣れた魚が根に張り付いたと判断し、ラインのテンションを緩めて待っていると20秒ほどで再び魚が動きだした。道糸もハリスも4号だったが、再び根に潜られないように、ラインの強度ぎりぎりの強さで強引に寄せた。しばらくして海面に浮いたのは74センチ、4.98キロのタマンで、周りの釣り仲間の協力で無事タモ網に収めることができた。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)
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