「どれだけ流れたのか」 有害性が指摘されるPFOS流出 うるま市が川の水採取


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有機フッ素化合物を含む防火用水が流れたとみられる米陸軍貯油施設の貯水タンク=11日午後10時7分ごろ、うるま市昆布

 【うるま】有害性が指摘される有機フッ素化合物PFOSなどが流出した、沖縄県うるま市昆布の米軍キャンプ・コートニー付近では11日午後8時すぎ、防衛局や県、市職員が現場付近に駆けつけ、物々しい雰囲気に包まれた。

 「水が流れていない」。サンプル採取をしようと市職員らが付近を見回るが、周辺水路で流水を確認できず断念する様子も。「どれぐらい流れ出たのか詳細はまだ分からない」。現場にいる市職員らは、基地内にあるPFOSが流出したとみられるタンク付近を、フェンスの外から眺めることしかできなかった。

 市に沖縄防衛局から一報が入ったのは午後7時ごろ。市職員らは急きょ現場に駆けつけた。「以前にPFOSが確認されたタンクに通じるパイプが破損していて、先日の大雨で流れ出たらしい」。職員らは、パイプの先の水路を確認するが、水や泡は一切確認できなかった。

 水路はうるま市の天願川に合流する。市職員は天願川に移動し、県環境部が年2回調査している3地点から水を採取した。市職員らは「どれぐらい流れ出たのかも分からない。週明けに沖縄防衛局からの説明を待つしかない」と語った。

 うるま市議会基地対策特別委員会の又吉法尚委員長は「情報が何も入っていない。週明けにも防衛局に確認したい」と述べた。