「配慮が欠けている」宜野湾市長が国に抗議 外来機が連日の騒音 普天間飛行場


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米軍普天間飛行場で開かれる第1海兵航空団の司令官交代式。F35B最新鋭ステルス戦闘機やKC130空中給油機などが並べられている=11日、宜野湾市内

 宜野湾市の米軍普天間飛行場で11日昼すぎ、外来のF35B最新鋭ステルス戦闘機2機と、FA18ホーネット戦闘攻撃機1機が相次いで離陸した。県と市の騒音測定によると、上大謝名地域で最大111・7デシベルの騒音が発生し、市民から苦情があった。10日に飛来した両機体の騒音は2日連続。

 外来機飛来や夜間飛行が続いていることを受け、松川正則市長は11日、外務省沖縄事務所と沖縄防衛局を訪れ抗議した。松川市長は市民負担が限界に達しているとして「配慮が著しく欠けていると言わざるを得ず、極めて遺憾だ」と訴えた。また航空機騒音規制措置(騒音防止協定)順守に加え、住宅地上空の旋回飛行中止も初めて求めた。