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沖縄県民はスマホでネットをよく使う?利用率、全国上回る<けいざい風水>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 今や携帯端末を通信機器として、多くの人々がインターネットを使用しています。天気のチェックや地図アプリによるお店の場所探し、SNSの活用など私たちの生活に浸透し、趣味的なものから仕事まで幅広く利用されています。

 では、機器別に見たインターネットの利用状況はどうでしょうか。総務省がまとめた「通信利用動向調査」によると、世帯別における主な情報通信機器の保有率は、「モバイル端末全体」の内数であるスマートフォン(スマホ)は2019年に83・4%となり、初めて8割を超えています。一方、これまで主流であったパソコンは69・1%で減少傾向にあり、現在の普及率で推移していくと今後のスマホ保有率は90%以上になることが予想されます。

 また、本県のスマホでのインターネット利用率(個人)は66・4%で、全国平均の63・3%よりも高い数値となっています。観光地であることからリゾート施設や店舗でのWi―Fi設置率が高いことに加え、ネット通販以外に最近はテークアウト商品の注文や宅配サービスなど、気軽に操作できるところが県民の嗜好(しこう)に合っているのかもしれません。

 昨今、QRコードを利用したキャッシュレス決済のサービスも増加しており、コロナ禍において、非接触で対応できる利点や5Gの高速通信など今後もスマホの利用は増えていくと思われます。

 振り返ればわが家も、夕食後はおのおのがスマホやタブレットを利用して、Wi―Fiは混雑気味。家庭内では非接触ではなく、一家団らんの時間について考える必要もありそうです。

 (沖縄銀行泡瀬支店支店長 仲村靖)