家が完成する様子を思い出に!住宅の建築過程を動画で提供 美ら内装が新サービス


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
木造建築のフレームが組み上がる様子をドローンで撮影する沖縄ドローン空撮のスタッフ(左)=4日、豊見城市豊崎

 建築業の美ら内装(沖縄市、嵩元盛重代表)は、木造住宅の建築過程をドローンや定点カメラを使って撮影し、動画を有償で提供するサービスを始めた。何もない更地の状態から、木材のフレームが組み上がっていく様子を動画に残す。

 現在美ら内装が豊見城市豊崎に建築中の2階建て木造住宅で、2~4日の3日間、初めての撮影を実施した。現場に設置した定点カメラと、ドローンで現場を真上から撮影した動画などを編集し、DVDやデータで提供する。動画の撮影と編集は沖縄ドローン空撮(うるま市)が担う。

 県内の住宅はRC(鉄筋コンクリート)構造が主流だったが、近年は木造建築の需要が増えている。家を造る過程が目に見えて分かりやすく、注文者から「家が組み上がる様子を見たい」との要望があった。

 嵩元代表は「完成する過程を思い出として子どもや孫にも残すことができる。沖縄の建築に新たな風を取り込みたい」と話した。

 撮影はオプションとして1日15万円程度。規模や場所によって価格は変動する。撮影には国土交通省や警察署などの許可を得ている。