県は13日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで、65歳以上を対象にした新型コロナウイルスワクチンの広域接種に向けて実際の動作を確認した。検温から受け付け、予診、接種などの一連の流れをシミュレーションした。広域接種は沖縄コンベンションセンターで15日から、県立武道館で22日からそれぞれ始まる。
シミュレーションでは、医療従事者など39人に実際にモデルナ製のワクチンを接種した。15分経過観察した後、4週間後の次回の予約を入れた。
県は1日あたりの接種人数を、両会場とも6月中は平日450人、休日900人と見込み、7月以降は平日最大500人、休日最大千人を計画する。
6月分の予約は14日午後3時時点で、県立武道館が総数5050件すべてが埋まり、沖縄コンベンションセンターは総数8057件の53・4%(4299件)入っている。
県保健医療部ワクチン接種等戦略課の小納谷研一副参事は「高齢者の多い市町村に住む方は、ぜひともコンベンションセンターの予約を取って接種に来てほしい。1日も早く多くの県民にワクチン接種をしてもらいたい」と話した。