沖縄市などに大雨「レベル4相当」警報 夕方まで厳重警戒を(6月15日朝)


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マンホールから溢れ出る雨水と、道路の冠水のため立ち往生する車両=15日午前6時27分、宜野湾市の市道宜野湾11号(ジャン松元撮影)

 沖縄県と沖縄気象台は15日早朝までに、宜野湾市、浦添市、沖縄市、北中城村、中城村、西原町、渡嘉敷村に「警戒レベル4(危険な場所から全員避難)」相当となる土砂災害警戒情報を、沖縄本島中南部の多くの市町村に大雨警報を発表した。梅雨前線や湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となっており、線状降水帯による非常に激しい雨が続いている。夕方までは厳重な警戒が必要という。

 沖縄本島地方では、15日夕方まで断続的な雨が降り、15日朝は多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込み。落雷や突風にも注意が必要。土砂災害警戒情報が出ている自治体については、崖の近くなど土砂災害の発生しやすい地区に住んでいる人は、自治体の発表を見ながら早めの避難を心がける必要がある。

 午前6時34分現在、上記の特別警報以外の警報が発表されている自治体は次の通り。
【大雨警報(浸水)】那覇市、沖縄市、北谷町、北中城村、渡嘉敷村、座間味村
【大雨警報(土砂)】南城市、与那原町、南風原町、うるま市、読谷村、嘉手納町、北谷町、座間味村
【洪水警報】沖縄市、北谷町、北中城村、渡嘉敷村、座間味村

 14日午後9時から15日午前6時までの総降水量(アメダス速報値)
 渡嘉敷村渡嘉敷島146.0ミリ▽渡名喜106.5ミリ▽沖縄市胡屋76.0ミリ▽那覇市樋川38.0ミリ▽粟国空港31.0ミリ

冠水した道を引き返そうとして脱輪した車=宜野湾市道11号で15日午前6時半ごろ(ジャン松元撮影)