米軍施設の汚染水流出、岸防衛相が不快感「強く抗議」


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記者会見する岸防衛相=6月15日午前

 【東京】岸信夫防衛相は15日午前の閣議後会見で、沖縄県うるま市の米陸軍貯油施設からPFOSなどを含む水が貯水槽からあふれ、施設外に流出した問題について「政府として米側に対し強く抗議した」と述べた。事実関係の確認と情報提供、原因究明、再発防止の徹底を求めているとした。

 岸氏はPFOSを含む問題について「日米両政府がさまざまな取り組みを進める中、今般の事案が発生したことは遺憾」だとして不快感を示した。また、「迅速な情報共有が極めて重要だ」と述べ、事案発生から11日の日本側への通報まで1日を要したことにも抗議をしたとし、米側に再発防止を求める考えを示した。