沖縄の小学2年生が日本一 クラシックギター 父と「二人三脚」で夢実現


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
ギターを演奏する半澤ハナさん=15日、那覇市首里赤田町

 13日に開催された第43回ジュニア・ギター・コンクール(日本ジュニア・ギター教育協会主催)の小学校低学年の部で、那覇市に住む半澤ハナさん(7)=市立城南小2年=が第1位に輝いた。ハナさんは「結果を知った時は飛び跳ねて喜んだ」と満面の笑みを見せた。3歳からギターを始め、父親でクラシックギタリストのノエル・ビリングスリーさん(41)と共に、日々練習に励んでいる。

 コンクールは新型コロナウイルスの影響で、演奏動画により審査が行われた。ハナさんが自由曲で選んだのは「ゆったりとした悲しい曲とテンポの速い明るい曲」の対照的な2曲。昨年のクリスマス前から、基礎練習と並行して曲の練習を根気強く重ねた。ノエルさんは「覚えるスピードがとても速い。大人にとっても難しい曲を弾けるようになるのかな、とわくわくする」と成長を見守る。

父親でクラシックギタリストのノエル・ビリングスリーさん(左)と練習に励む半澤ハナさん

 2年前に同じ大会の幼児部門に初めて出場し、2位入賞を果たした。「負けず嫌いな性格」で、それ以降も練習を重ね今回は念願の頂点に立った。

 3歳の誕生日にプレゼントしてもらったことをきっかけに、ギターに興味を持った。今は毎日の練習を欠かさない。ハナさんは「いろんな曲が弾けるように練習を頑張りたい」と笑顔で話した。
 (吉田早希)