男女共同参画条例、反対の陳情を継続審査 宜野湾市議会


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宜野湾市役所

 宜野湾市議会6月定例会の総務常任委員会(桃原朗委員長)は16日、市男女共同参画推進条例に反対する市民が議会へ提出した陳情を、継続審査とした。理由として「今定例会で結論を出すのが困難で、慎重に審査する必要がある」としている。

 陳情が継続審査となるのは、昨年12月と今年3月の両定例会に続き3回目。次の9月定例会でまた審査される見通し。条例は全ての人の人権尊重を図るため、市と市民らが男女共同参画を推進することを盛り込んだ理念条例。3月定例会で全会一致で可決され、7月1日から施行される。

 陳情は昨年11月、条例に反対する市民らが1360筆の署名を集めて提出。市がパブリックコメント(意見公募)で示した条例の逐条解説で「性的指向」などの文言が入っていることを疑問視している。