沖縄セルラー電話(那覇市)は17日の株主総会と取締役会で、副社長の菅隆志氏(63)が代表取締役社長に昇任する役員人事を承認した。前社長の湯淺英雄氏は特別顧問に就いた。
総会後に、就任あいさつのため琉球新報社を訪れた菅社長は、「先代が築き上げた上げた良い業績を絶やさないようにしたい」と意気込みを語った。
同社は9期連続で増収増益の決算となるなど好調だが、中核事業である通信事業は格安化などで競争環境は厳しさを増している。菅社長は「auでんきや光ファイバー通信(FTTH)などにも力を入れ、事業の柱に育てていく」と今後の方向性を示した。
2016年から社長を務めた湯淺氏は「単に利益を出すだけでなく、県民に愛される企業を目指してきた。今後も一歩先を行くサービスを提供していきたい」と話した。